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【特選】籐組手付小花紋盛籠 タイ中部

花をモチーフにした伝統的な模様の盛籠。
寺院内で暮らす僧侶へお供えする食べ物を運ぶためにつくられました。
素朴な雰囲気も有りますが、どこか凛とした美しさを感じるのは、村人の仏教の教えに寄せる想いがこもっているからなのかもしれません。

レースのごとく透けて見える編み方は、古いスタイルで現在では見ることのできない籠です。
約50年ほど前につくられたヴィンテージ品になります。

針金によって成形された独特な形の持ち手は、とても優美で観賞用の籠としても充分。プリミティブアートと言っても過言ではない気がします。
経年により飴色に近い色に変色しているところも魅力です。

初めて籐籠の村を訪ねたのは8年も前のこと。
「アジアの道具―籠・箱・器」
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この本で表紙を飾っている籠を探すために、この本一冊をもって籐細工が有名といわれるタイ中部の町を転々と探しまわりました。

最終的に県庁の地域振興課のようなセクションの係りのひとに案内していただき、目的の籐籠の村へたどり着くことができました。
いま思い返せば、勇気のある行動だった気がします。

チャオプラヤー川の支流となる川の畔、田園地帯にあるその村は、観光客や外国人などが行くようなところではなく、バスなどの交通機関も限られているのでなかなか再訪することができませんでした。
今回は、偶然が重なり急遽再訪することになりました。

突然のことながら歓迎していただき籐籠の説明や実演などもしていただきました。
「以前にもかごの写真だけ持って日本人が訪ねてきたことがあるんだよ。」とニコニコしておっしゃっていました。
「あ、それぼくです。」8年の歳月のうちに体形が変わったので気付かなかったようです。

つかの間の滞在となりましたが、これまで職人の方が大切に保管していた貴重な品を譲っていただきました。
生活に彩を加えてくれるであろうプリミティブアートのような籐籠。

一点限りの品となります。
是非、この機会に御求めください。