#1 日本伝統 本灰汁建て正藍染め工房「紺邑」 染め師大川氏を訪ねて
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#1 日本伝統 本灰汁建て正藍染め工房「紺邑」 染め師大川氏を訪ねて

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先日、来日中のヘンプ製品メーカーのオーナーを引率して栃木県佐野市にある紺屋(藍染め屋)の「紺邑(こんゆう)」を訪ねました。 ※2014年10月のブログ記事を再掲載しております。 染め師の大川さんは、室町時代の藍染を再現され日本伝統の灰汁建て(あくだて)による正藍染めをおこなう数少ない藍の染め師です。 大川さんは、灰汁建てによる正藍染めを継承していくために精力的に活動されております。 地元で栽培されていた藍の原料である葉藍の栽培を105年ぶりに復活することに成功されるなどとても真摯に正藍染めに取り組んでおられます。 紺邑の工房前で無農薬栽培によって育つ蓼藍(この葉が正藍染めの原料になります。)(画像3) 日本の正藍染めの方法とタイで行われている沈殿藍の方法の違いなどご教示頂きました。 日本伝統の正藍染めは、葉藍を堆肥のように発酵させたすくもと呼ばれるものを原料とします。 すくもの原料となる蓼藍の栽培が減少ししているために正藍染めを行う紺屋が少なくなってしまったそうです。 佐野藍の復活により安定的に葉藍の生産ができるようになれば、日本伝統の正藍染めも普及していくであろうと期待しております。 大川さんが使用する徳島県産のすくも(完全に発酵させた有機堆肥と同じ匂いがします。臭さはありません。)(画像4) 葉藍を発酵させたすくもと植物や薪を燃やした木灰をお湯で溶かした灰汁(あく)で建てる(染料を水に溶かす)ことを本灰汁建てと呼びます。 二酸化炭素排出の問題や周辺環境の変化によりこの灰を手に入れることもままならなくなっているそうです。 幸いに佐野は寒い地域であるため薪ストーブを使用する家庭が多いため、薪ストーブで出た灰を譲っていただいているとのことでした。 灰汁は、布を漂白したり柔らかくする効果もあるため、自然布を扱うものにとってはとても貴重な存在です。 本灰汁建て正藍染めと沈殿藍染めの大きな違いは、動画をみていただければわかる通り染め液からあげた布の色がみるみる変化していくところです。 空気に触れて正藍染めの染め液が酸化して色が変化していく様は不思議で実に見事でした。 実演で使用した染め液は、まだ若く元気がある為に色が濃く染まるそうです。 ベテランの染め液は、ちょっと元気が足りない為に色が薄く染まります。 鮮やかな水色に染める場合、こちらのベテランの染め液を使って何度も何度も繰り返して染めるとのことです。涼を感じる水色の藍染。とても素晴らしい色でした。 エシカルヘンプストールを染め液に漬けるところ(画像1) 今回、サンプルとして用意したエシカルヘンプのストールを大川さんに預けて参りました。 本灰汁建て正藍染めのエシカルヘンプストールはどのようなものになるのでしょうか!? ご期待いただければと思います。